肝斑とシミの見分け方8つ|違いや高精度で判別できる方法も解説

2023.01.13

年を重ねるごとに肌の悩みは増えていきます。しかし治療方法を間違えてしまうと、症状が悪化するリスクもあります。今回は「肝斑」と一般的な「シミ」の違いや見分け方、治療方法などについて解説します。

目次

肝斑とシミの違い

肝斑とは

肝斑とは女性ホルモンの乱れが原因だと考えられているシミです。原因は明らかになっていませんが、妊娠やピルの服用など、女性ホルモンの大きな変動に関わるタイミングで発症することが多いと言われています。

肝斑は女性によく見られるシミではありますが、男性の症例もあります。30~40代での発症が多く、頬骨から目の下あたりに現れます。左右対称にモヤモヤと広がるのが特徴です。肌の奥深くで発症していることが多いため、他のシミより丁寧なケアが必要となります。

シミとは

シミができる主な原因は紫外線だと考えられています。老化に伴って新陳代謝が悪くなると、過剰に作られたメラニンが上手に剥がれ落ちなくなり、肌に沈着してシミになってしまうのです。40代頃から発現する場合が多いと言われていますが、早い人では10代でも発症します。
また、やけどやニキビなどの炎症が原因でできるシミもあります。シミは一つひとつの輪郭がはっきりしており、左右不対称であることがほとんどです。

肝斑とシミの治療方法

肝斑とシミでは治療方法が異なります。一般的なシミの場合、威力の強いレーザーでの治療が効果的です。早い場合だと、1回の照射でシミがなくなることもあります。その後のケアもさほど難しくありません。

肝斑の場合、症状や体質に合わせてレーザーの強さを調整したり、ピーリング治療や飲み薬、塗り薬などを併用して徐々に治療していきます。治療方法の見極めが難しく、肝斑の治療に慣れている医師の判断が必要になると言えるでしょう。

肝斑とシミの見分け方8つ

見分け方①:左右対称か

肝斑は基本的に左右対称に現れますが、シミは非対称であることがほとんどです。肝斑が発生する位置は、頬骨から目の下にかけての比較的広い範囲です。額や口の周囲に発症することもあります。
ただし、稀に左右対称ではない肝斑もあるため、その他の見分け方もチェックしてから判断しましょう。

見分け方②:輪郭がぼやけて広がっているか

肝斑は、全体的に境界が曖昧でモヤモヤと広がるのが特徴です。一般的なシミは濃い楕円で、他の肌との境目もわかりやすいため、ぼやけたシミは肝斑である可能性が高いと言えるでしょう。

見分け方③:30〜40代で突然発生したか

肝斑は女性ホルモンの影響を大きく受けると考えられています。そのため、妊娠や出産を経験することの多い30代、また、ホルモン量が減少し始める40代に肝斑を発症する女性が多いです。徐々に増えるというより、「気づいたら突然できていた」ということが多い点もポイントです。
一般的なシミは40代頃から少しずつ増加していきます。

見分け方④:季節ごとに濃さが変化するか

一般的なシミは季節ごとでの大きな変化はありませんが、肝斑は「夏に濃くなり、冬は薄くなる」という特徴が見られます。夏季に屋外でスポーツをする方は、特に濃くなりやすい傾向です。

見分け方⑤:避妊薬を服用しているか

肝斑は女性ホルモンの影響を受けやすいと考えられているため、低用量ピルを含む避妊薬を服用することにより発症するケースも多々見られます。ピルを服用し始めてから肌にシミができはじめたという場合は、肝斑である可能性が高いと言えるでしょう。

見分け方⑥:妊娠中・出産後にできたか

女性の体は妊娠中に女性ホルモンの量が増え、出産後一気に女性ホルモンが減る仕組みになっています。肝斑は女性ホルモンのバランスに大きく左右されると言われているため、ホルモン量が急激に増えたり減ったりする妊娠中・出産後、特に発症しやすくなるのです。出産をしたら肌にモヤモヤしたものができはじめたというケースは、肝斑である確率が高いと言えます。

見分け方⑦:スキンケアや紫外線対策をして変化があるか

肝斑もシミの一種であり、紫外線の影響を多大に受けています。しかし、それ以上に女性ホルモンのバランスが重要なため、一般的なシミに対するケアをしても改善が見られないことが多いのです。普段のスキンケアで治らないシミがある場合は、肝斑の可能性を疑いましょう。

見分け方⑧:過度なフェイスマッサージをしているか

適度なフェイスマッサージは肌に良い影響を与えますが、過度に肌を擦ることはあまり良くありません。摩擦による刺激も肝斑の原因の一つです。マッサージしているのにシミが増えたという方は、肝斑を発症しているかもしれません。

肝斑とシミをより正確に見分ける方法

肝斑とシミをより正確に見分けたい場合は、美容クリニックで診断を受けることをおすすめします。
肝斑は複数の要因が絡み合って発症します。そのため美容クリニックではカウンセリング時に生活習慣やスキンケア、ストレスの有無などをヒアリングして判断します。また、肝斑の治療実績が豊富だと、その方に合った治療法も適切に見極め、提案をします。

肝斑・シミに関してよくある質問【Q&A】

肝斑は自然に消えますか?

肝斑は治療すれば完全に消えますか?

肝斑はどうやって消すのですか?

お金をかけずに肝斑を消す方法はありますか?

肝斑を自力で治す方法はありますか?

当院の特徴

当院では肌の状態を解析するVISIA(ビジア)という画像カウンセリングシステムを導入しています。VISIAは、高性能なカメラと分析技術で肌のシミやシワ、ニキビの予備軍などを解析できます。目視では判断が難しい、そばかすや肝斑の判別も可能です。
当院ではVISIAの結果をもとに治療方法をご提案しています。肌悩みの原因を正確に把握し適切な治療を行うことで、より理想の肌状態へと導きます。

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施術料金一覧表

VISIA肌診断(1回)

¥ 3,000

※価格は全て税込みです。
※価格は予告なく変更する場合があります。
※2023年1月13日時点の情報です。

肝斑やシミでお悩みの方はNOVUS Beauty Clinicへ

今回は肝斑とシミの違いについて解説しました。NOVUS Beauty Clinicでは、快適な完全個室空間で、ご予約の際からお客様の「綺麗になりたい」という気持ちと誠心誠意向き合い、サポート・プロデュースさせていただきます。

肝斑・シミ治療に興味がある方は、お気軽に当院へご相談ください。

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