排卵日のおりものに白いかたまりが出た!5つの原因と病院の受診目安を徹底解説

2022.09.15

「排卵日になるとおりものに白いかたまりが出るのはどうして?」「何か異常が起こっているのかな?」とお悩みの方はいませんか?

排卵日になるとおりものに白いかたまりが出ることは異常なことではありません。
しかし、排卵日以外にもおりものに白いかたまりが出る場合は、病院を受診する必要がある場合も。

本記事では排卵日のおりものに白いかたまりが出る5つの原因と病院受診の目安を徹底解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

おりものとは

おりものは医学的に言うと「帯下(たいげ)」と呼ばれるもので、子宮頸部や子宮内膜、膣から出る酸性の分泌物のことです。

古い細胞や皮脂腺、汗腺やバルトリン腺からの分泌液も混ざっています。

おりものの役割

おりものには、膣内部の潤いを保って粘膜を守ったり、汚れを排出したりする役割である自浄作用があります。
その他にも、バイ菌が子宮に侵入することを防いだり、排卵時にはゼリー状に変化して、精子を受け入れやすくする役割も持っており、女性の体を守る大切な役割を担っているのです。

4つの生理周期とおりものの変化

女性の体には「卵胞期」「排卵期」「黄体期」「生理期」の4つの生理周期があります。
この生理周期ごとに、おりものには違いがあり、特におりものの量が増える排卵期はおりものに白いかたまりが出やすい時期です。

4つの生理周期

おりものの特徴

卵胞期

  • 前半は生理後の経血が混じって茶色い場合も
  • 比較的サラっとしたおりもの
  • 量は少なめ
  • 後半は量が増えていく

排卵期

  • 排卵期の2日~3日は最もおりものが多くなる
  • 透明でとろみのあるおりもの
  • においはそこまで感じない
  • 受精のサポートも果たしている

黄体期

  • ドロリとした粘液性のおりもの
  • 白濁色で下着に付着すると、取りにくい
  • 量は少なめ

生理期

  • 再びおりものの量が増える
  • ドロリとした粘液性のおりもの
  • においが気になるようになる
  • 生理の数日前から少量の血液が混じることも

排卵日のおりものに白いかたまりが出るときの5つの原因

次は、排卵日のおりものに白いかたまりが出るときの5つの原因を徹底解説していきます。

原因①:ホルモンバランス

4つの生理周期の中で最もおりものが増える排卵期は、黄体ホルモンのプロゲステロンの作用によって、ドロリとした粘液性のおりものに変化します。

そして排卵期のおりものが、生理に向けて徐々に粘度を増すことで、かたまり状のおりものが出ることもあるため、この時期に出てくる白いかたまりは問題のないものです。

原因②:妊娠

妊娠すると、膣内部へバイ菌やウイルスが侵入することを防ぐためにおりものの量が増えたり、粘度が高くなったりします。

そのため、妊娠超初期と呼ばれる「妊娠0週(妊娠前の最後の生理初日)から3週頃まで」は、おりものに白いかたまりが出ることもあるでしょう。

原因③:膣カンジダ症

膣カンジダ症は、女性の約20%が経験するとされているポピュラーな病気です。
本来膣内に常在菌として存在しているカンジダと呼ばれる真菌が、ストレスや睡眠不足などで免疫力が低下した際に異常繁殖を起こすことによって発症します。

膣カンジダ症の症状には、カッテージチーズや酒粕など白いかたまりのようなポロポロとしたおりものが増え、非常に激しいかゆみを引き起こします。

この膣カンジダ症を放置していると、全身性カンジダ症と呼ばれる病気を発症したり、妊娠中に感染すると羊水や産道から赤ちゃんへ感染する恐れもあるため、注意が必要です。

膣カンジダ症の特徴

①女性の約20%が経験

②外陰部の激しいかゆみ

③カッテージチーズや酒粕など白いかたまりのようなポロポロとしたおりものが出る

④通常よりもおりものの量が増える

⑤放置すると、全身性膣カンジダを発症する可能性がある

原因④:膣トリコモナス症

膣トリコモナス症は、トリコモナスと呼ばれる原虫が膣内の環境を変えることで、膣に本来備わっている自浄作用が失われ、炎症を起こす性病で、幅広い年代で感染します。

膣トリコモナス症の症状には、泡状の白いかたまりや、悪臭の強い黄緑色のおりものが増えるなど、おりものへの異常が認められます。

その他にも、灼熱感を伴う激しいかゆみや、外陰部が赤くただれることも症状として挙げられるでしょう。

また、トリコモナスに感染している人が利用したトイレの便座やお風呂、タオルなど共有スペースでも感染する点が特徴で、性行為をしていない方や幼児でも感染します。

膣トリコモナス症の特徴

①トリコモナスによって感染

②泡状で白いかたまりが出る

③熱く感じるほどの激しいかゆみ

④外陰部が赤くただれる

⑤悪臭の強い黄緑色のおりものが出る場合も

原因⑤:萎縮性膣炎

萎縮性膣炎とは、閉経前後に女性ホルモンの分泌量が低下することによって、膣の壁が乾いてただれる病気です。萎縮性膣炎になると、常に膣内部の粘膜が乾燥した状態であるため、些細な刺激で出血しやすくなったり、性交痛が起こります。

その他にも、潤滑油となっていたエストロゲンが減少することでおりものの量も減少し、灼熱感を感じる場合があったり、自浄作用が衰えることで、悪臭のある黄緑~黄色や白いかたまりのようなおりものが出ることもあります。

30歳前後から発症するケースが増えており、ピークの発症時期は40歳~50歳です。
この時期に性交時の出血や痛みを感じたり、白いかたまりのようなおりものが出る場合は、この萎縮性膣炎である可能性が高いと考えられます。

萎縮性膣炎の特徴

①閉経前後に発症

②悪臭のある黄緑~黄色や、白いかたまりのようなおりものが出る

③性交時の刺激で出血しやすい

④膀胱炎になりやすい

⑤性交痛

排卵日のおりものに白いかたまりが出たら病院を受診すべき?

次は、排卵日のおりものに白いかたまりが出た際の病院受診目安をご紹介します。

おりものの白いかたまりが一時的(生理前のみ)なら様子を見よう

おりものの白いかたまりが生理前の排卵期など、一時的にのみ出てくる場合は、ホルモンバランスの作用による可能性が考えられるため、おりもの以外に何か異常はないか様子を見てみましょう。

妊娠や病気の疑いがあるときはなるべく早く病院を受診

おりものに白いかたまりが出る以外に、生理が2週間以上遅れている場合や、かゆみを伴う場合は妊娠や病気の疑いがあるため、なるべく早く病院を受診してください。

おりもの異常や腹痛腰痛がある場合もなるべく早く病院を受診

おりものに白いかたまりが出て、腹痛や腰痛など何らかの症状を伴う場合は感染症や子宮・卵巣の病気が進行している可能性が考えられます。なるべく早く病院を受診しましょう。

排卵日のおりものに白いかたまりが出るときに関するよくある質問【Q&A】

次は、排卵日のおりものに白いかたまりが出るときに関するよくある質問【Q&A】に回答していきます。

おりものに関する悩みは何科を受診すればよいですか?

排卵日のおりものに白いかたまりが出ても、かゆみがなければ病気ではありませんか?

女性なら誰でも排卵日のおりものに白いかたまりが出るものですか?

当院の3つの特徴

それでは、当院NOVUS Beauty Clinicの3つの特徴をご紹介します。

徹底した事前準備・アフターケア

当院はご予約から治療までの間、カウンセリングや診察を通じてお客様の悩みに寄り添います。事前準備やアフターケアを徹底的に行うため、お客様に安心していただけるサービスを心がけております。

通院しやすい立地

当院は2022年9月時点で「表参道ラウンジ」「新宿ラウンジ」の2院を展開中です。どちらも駅から徒歩圏内の好立地にあるため、お買い物のついでやお仕事帰りなど、気軽にご来院いただけます。

丁寧なカウンセリング

当院では、従来の「お客様が医師(施術担当者)の待つ診察室へ行く」スタイルではなく、「医師(施術担当者)が、お客様のいらっしゃる個室へ行く」スタイルを採用しています。プライベート空間でじっくりと時間をかけてお客様に向き合うことを心がけており、一人ひとりに合う治療をご提案しています。

排卵日のおりものについて更に詳しく知りたい方はNOVUS Beauty Clinicへ

今回は、排卵日のおりものに白いかたまりが出る5つの原因と病院受診の目安を徹底解説しました。NOVUS Beauty Clinicはお客様一人ひとりの悩みに寄り添い、ベストな対処法を提案させていただきます。今回の記事も、参考になれば幸いです。

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